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【作品名】③Hippopotamus(カバ)

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明地 信之(NOBUYUKI AKECHI)
東京都生まれ
​1963-
​【作品に関して】
お隣の島根県産の八雲長黒石という玄武岩で、米子の駅前にカバの彫刻をつくりました。
石の表面の黄色い部分は、土の中から掘り出されたそのままの表情です。
原石のかたちを生かしながら、米子の駅前で皆の行き帰りを見守るカバを表現しました。
カバの棲む水場は豊かに栄え、様々な生き物が集まってくるそうです。
この「カバ」が米子の新しい待ち合わせの場所として、「彫刻のあるまち」米子の道しるべとして親しんでいただければと思います。

 

【制作】2006米子彫刻シンポジウム
【会期】2006
年7月15日~8月26

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【作家からのメッセージ】

3/16:シンポジウム打ち合わせのため、寝台特急サンライ雲で米子入り 彫刻ロードを見ながら集合場所へ
3/17:帰りは『出雲』(オレンジ色のディーゼル車がブルートレインを牽く)の最終運転列車に乗りました(自慢)
4/28:「カバ」をつくるためにさがしてもらっていた島根県の玄武岩を見るために再び米子へ。石に合わせてカバの模型をつくりました。
7/14:車に荷物満載で米子に到着
7/15:開会式は快晴「7月中が勝負です」 と念を押される
7/16:この日から約1週間記録的な大雨
8/1:8月になったので「勝負は昨日までか」と思っていたら「お盆が過ぎると"あっ"と言う間です」?決まり文句のか?
8/4-6:ふれあい彫刻教室 前回参加作家の近田さんをメインの講師にみんながんばりました。彫刻教室ではなるべく手は出さないようにしようと思っていましたが、ラスト30分でおもいっきり彫ってしまいました。「ケビン君」ごめんなさい。ケビン君は頭像のニックネームで、後頭部を彫りました。
8/21:いろいろありましたが「カバ」が一番のりで米子駅前トラックが入れないということで「コロ」を使ってみんなで押して移動、米子の駅前をカバがのそりのそりと進みました。
8/25:市民フォーラム 遠方からも沢山人が来ました。
8/26:閉会式 修景を完璧にした作品が初めておめみえ
8/27:いのこりして写真を撮っていたら「これはどちらの和牛ですか?」と聞かれる。うむむ?。「おうちに帰るまでがシンポジウムです」と、古くから言われていますが、いろいろ寄り道していたら8月30日になりました。

そして今、夏休みの宿題をためた小学生のような気持ちでこれを書いています。10回米子彫刻シンポジウムに参加させていただきありがとうございました。毎回様々な出会いがあったと思いますが、今回参加して今回ならではの沢山の出会いがあったことに感謝しています。今回だから置けた場所、作品、出会えた石、そして沢山の人々と出会えたことが何よりでした。米子とは今回初めて知り合えたばかりです。今後とも彫刻ともどもどうぞよろしくお願い致します。

 
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