皆さまはじめまして、米子市観光協会の佐々木です。
今年度、米子市観光協会では彫刻ロード一つひとつに焦点を当てたブログを作成します。
このブログでは#0として彫刻ロードとはなんだ?という方のために、簡単に解説させて頂きます。
1988年に全国でも稀な民間主導によって米子彫刻シンポジウムが開催されました。
米子彫刻シンポジウムとは国内外の彫刻家を招き、1ヶ月以上の期間を費やして、制作過程を公開する斬新なイベントでした。
山陰で初めての開催となった第一回は、行政からの支援が全くない中で、市民をはじめとする多くの方々からの募金をもとに開催しました。
そのため苦労も沢山あり、完成した作品を半年間置けないなどの出来事もありながら、無事に終了しました。
そこから2006年まで隔年で米子彫刻シンポジウムは開催されました。
この期間に制作された36体の彫刻は、米子市文化ホールから湊山公園までの新加茂川沿いの遊歩道に設置されました。
この彫刻が約3キロにわたり設置された通りを、彫刻ロードと読んでいます。
現在では、彫刻ロードから加茂川沿いの米子下町をたどるコースは、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」のひとつとして選ばれています。
彫刻ロードとは多くの彫刻家や、米子市民の思いが詰まった、情緒溢れる道なのです。
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